2012/12/06

色つきロックナットの罪

色つきのロックナットの話。
最近いろんな色が出ていて、先日もピンクと黒が出ましたね。

色替えはドレスアップには良いのですが、性能にほとんど変わりがないので
色替え商品は基本的に買わないようにしています。
マシンに色を合わせてると、お金がいくらあっても足りないですしね。

なのですが、このロックナットだけはちょっと別で買ってたりします。

通常のロックナットはタミヤのアフターで10個315円で売ってますが
この色つきロックナットは5個399円とエライ高いです。
でもこれだけはある程度買うんです。

なんで買うかっていうと、この色つきのロックナットは素材が違うんです。

アフターで売ってたりパーツに入っているロックナットの素材は不明ですが
とりあえず磁石でくっつくような素材です。
それに対して色つきのロックナットの素材は磁石にくっつかないアルミ。
商品名が2mmアルミロックナットなのでアルミ製なのは当然ですねw

磁石にくっつくくっつかないっていうのはメリットの話じゃなく
素材が違うっていう話をするための例え話です。

アルミで出来てるほうが上かというとそういう話ではないのですが
通常素材に比べると、アルミのほうが軽いんです。
知っている方はもちろん知っていますが、知らない人も意外と多いです。

具体的な数字で言うと、通常のロックナットは

5個で1.0g

これに対して色つきのアルミロックナットは

5個で0.4g
その差0.6g、つまり半分以下の重量。
ってことで想像以上に重さが違うんです。

フラットではナットを使う時はこの色つきが良く使われてます。
といってもフラットの場合はそもそも使用するナットの数が少なくて
車体全体でせいぜい2~5個くらいだと思います。
なので実際はほとんど影響がないので通常素材でも良いと思います。

逆に立体車両はその性質上、どうしても構成部品も多くなってしまいます。
なので、立体車両にこそアルミロックナットが軽量化に効果的です。
もちろん、構成部品やビス、ナットを減らすのは大前提ですが
そのうえで、さらなる一手としてこのアルミロックナットはオススメです。

でもこのアルミロックナットも万能ではなくて
通常のロックナットと比べると、中に入っているナイロンの圧が弱く
繰り返し使用をすると通常のロックナットよりヘタりやすいです。

なのでこのアルミロックナットを使用する場合には
・ローラー軸のように頻繁に付け外しを行う部分は通常のロックナット
・あまり付け外しをしない部分の固定はアルミロックナット
と言った具合に使い分けをすると良いですね。
使い分けが必要とはいえ、この軽さと色は魅力ですね。(結局色か)

そういえば
「ロックナットよりもナット&バネワッシャーのほうが軽いので
ロックナットを使うよりも後者の組み合わせのほうが良い。」
そんな意見を聞いたことがあります。

でもナットの重量を測ってみると

5個で0.7g、と確かに通常のロックナットよりは軽いです。
ですがアルミロックナットのほうがさらに軽いので
ナットレベルで軽くしたいのであれば、アルミロックナット一択になります。
逆に通常のナットを使用する機会が少なくなりますね。コストダウンくらい?

ちなみに軽量化の観点で言うと

スタビの玉のほうがナットよりも実は軽かったりw
軽量化には適材適所ですね。

ともあれやっぱりアルミロックナットが一番軽いので
ちょっと高いけど売ってるうちに買っておきたいなと。
できれば自分の好みの色とかマシンにあう色をw
そうなるとやっぱり色合わせからは抜けられないんですよね。不経済w