2015/09/19

テプラプロで簡単オリジナル白文字ステッカー作成

テプラプロを使ったオリジナル白文字ステッカーの作成方法を紹介します。


完全なステマ(もはやステルスではない)ですねw

と、その前に前提として、白印刷についての説明をします。

まず一般的なインクジェットやレーザープリンタでは実は白って印刷できません。
というのも、こういうプリンタのインクないしトナーは
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色(ざっくり言うと青、赤、黄、黒)
を混ぜて色を作って着色をしています。

では、この色を混ぜて白を作ることができるでしょうか?
図工の時間を思い出せばわかるのですが、できませんよね。
なので普通のプリンターでは印刷できないのです。

じゃあ白を印刷した自作ステッカーを貼っている人はどうしているかというと
・白が印刷できる特殊なプリンターないしトナーを使用する
・印刷業者に依頼する

この2択しか基本的にはないわけです。

なので、自作ステッカーを作ってるチームメイトや配ってくれる人の中でも
透明フィルムに白が印刷されているステッカーを作っている人なんかは
ものすごく手間やコストがかかっているので、めっちゃ感謝しましょう!ここ超大事!
あ、もちろん普通のステッカーでも手間がかかるので感謝は大事です!

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で、この手間とコストがかかる白印刷を
全部すっ飛ばしてくれるアイテムがありましてそれがテプラプロなんです。


テプラっていうのはオフィス用とか自宅用のシール作成の機械です。
このプロシリーズはパソコンのソフト上でデザインの作成ができます。
端末でいうと数種類あるのですが、ステッカー作りで考えると
ラインナップでいうと印刷品質が高い下記の2択かなぁ。

で、このテプラには透明なラベルに白い文字を印字するカートリッジがありまして
これを使うと、特殊なインクやシール台紙を用意せずに
自宅で簡単に白文字のステッカーが作れるっていうわけです。


しかもテプラの印字はコーティングされているので摩耗や耐水性は高く
パーツクリーナーで擦っても印字が消えないのは魅力的です。
印刷の品質は業者さんや特殊なプリンタには当然劣りますが
とにかくお手軽に作れるってだけで、良いポジションなのかなぁって思います。

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操作としては、パソコン用のソフト、SPC10で編集して


あとはそのまま印字するだけ


うん。すごく簡単。

このソフト、bmp形式やtiff形式の外部イメージを取込むことができるので
各種画像編集ソフト等が使い慣れている人ならば
外部ソフトで作ったものを取込んで印刷すると良いと思います。
自分のチンプイロゴ(twitterで使ってるやつ)はフィギュアの写真から抜きました。

ちなみにこのステッカーを黒い所に貼ると発色はこんな感じ


うん、意外としっかり見えますね。
マシンだとこんな感じ



印刷品質は若干荒いですが、ほら!ミニ四駆って走るし!w
拡大したりじっくり見ない分にはそんなに気にならないかなぁって思います。
それよりも、あるかないかで全然雰囲気が変わりますしね!

ソフト上で左右反転することで、文字が逆になりますが
粘着面側を上にすると文字が正の向きになるので
ポリカボディの裏から貼ることもできます。


裏から貼ったうえで、エンジンカラーのクリアとかを吹いて定着を強めて
そこから塗装をしてやると


こんな感じでちょっと難しいポリカボディのステッカー裏貼りも簡単にできます。
これなら外から擦れても痛まないし段差も出来ないので嬉しいですね。

使った機材としては、テプラプロの種類はたくさんあるのですが
キングジム テプラPRO SR5900P
キングジム テプラPRO SR3900P
ラインナップの中で印刷品質が一番高いのがこの2種類なのでこの2択。

あとはカートリッジは
キングジム テープカートリッジ テプラPRO 12mm ST12S 透明 白文字
キングジム テープカートリッジ テプラPRO 12mm ST12K 透明
下の黒文字用も用意しておくと、同じデータで黒文字も印刷できるので
セットで持ってるといいかなぁ

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テプラプロは本当に簡単に白ステッカーが印刷できて良いのですが
簡単に印刷できるようになると、今度はデザインが行き詰ってしまいますw
むしろステッカーデザインのほうが本当にむずかしいな!と

なので冒頭にも書いたけど、やっぱり作ってる方々には感謝感謝!なわけですね。
やってみて初めてわかるありがたみっていうのは良くある話。
とはいえ頑張ってもうちょっとクオリティが落ち着いたら
僕も挨拶代わりにステッカー配れるといいなぁ